「プロダクトデザインしたのは、ジウジアーロ!?」
今は亡き、祖父の代から写真を撮ることが日常化している我が家系。
祖父も父も僕も弟も、我が家の男性陣は全員カメラを所有しています。
父のカメラは今も本人が所有しているのですが、祖父のカメラは一部を残して手放してしまったようで、Nikon F3はすで家にはありませんでした。
最後に祖父が使っていたカメラ『Nikon F3』とはどんなカメラだったのか。
気になって調べていたら、購入していました。笑
プロ向けにつくられた堅牢性と機能性
Nikon F3は、1980年代に発売されたNikonのフィルム一眼レフカメラ。
当時、プロフェッショナルや写真愛好家の間で非常に人気を博し、現在でも往年の名機として今なお人気のカメラです。
堅牢性
Nikon F3は、堅牢なボディと高い耐久性を持っています。
ボディは頑丈で、さまざまな環境下での使用に耐えることができます。
また、防塵・防滴性能も備えているモデルも存在し、アウトドアでの撮影にも適しています。
機能性
電子シャッター方式ですが、一応電池が切れしまった時に、レンズの横にあるレバーを引くことで1/60秒の単速のメカニカルシャッターが使えるようになるので、緊急時も安心です。
また、操作性にも優れていて、露出計やシャッタースピードなど、撮影に必要な機能がダイヤルやボタンで直感的に操作が可能。
さらに、ファインダー内には露出計やシャッタースピード表示があり、ファインダーを覗きながら露出設定を確認することができます。
スペック表
発売日 | 1980年3月1日 |
価格 | 中古:¥30000〜 |
レンズマウント | Fマウント(Nikon一眼レフ用マウント) |
露出計(測光方式) | TTL中央部重点測光 |
撮影モード | A(絞り優先オート)、マニュアル |
シャッタースピード | 1/2000〜8秒 |
ISO感度 | 12〜6400 |
セルフタイマー | 有 |
サイズ | 148.5×96.5×65.5mm |
重量 | 715g |
使用電池 | LR-44×2、またはSR-44×2、またはCR-1/3N×1 |
ジウジアーロデザイン
機能の高さもさることながら、Nikon F3はボディのデザイン性の高さも評価されてきました。
デザインしたのは、有名なイタリアのカーデザイナー『ジウジアーロ』。
現在のNikonのボディには全て赤いラインが入っていて、それがNikonのトレードマークになっていますが、このラインはNikon F3から始まったデザインでした。
豊富なレンズ群
Nikon F3は、Fマウントレンズを使用することができます。
Fマウントは、ニコンの一連のレンズが豊富に揃っているため、さまざまな撮影ジャンルに対応でき、ニーズに合わせて選ぶことができます。
結構重いので注意
特に不満はないのですが、ただ一つの欠点として挙げられるのは、重量。
Nikon F3は、715gと一眼フィルムカメラの中では比較的重いです。
最近のデジタル一眼カメラと同じくらい重い。
長時間の撮影や持ち運び時には疲労を感じることがあります。
作例紹介
レンズは、全てNikon定番の単焦点レンズAI Nikkor 50mm f/1.4S で撮影。
初心者にもオススメの1台
Nikon F3は優れた性能と使い勝手を兼ね備えたカメラです。
その堅牢なボディと操作性の良さは、現代のNikonのデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラにも通じるものがあります。
フィルムカメラを始めたい人にとって、Nikon F3は選択肢の一つになるでしょう。
使用機材
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