【レビュー】LEICA Elmar-M 50mm f2.8|オールドレンズの名作をSONY α7IIで試してみた|3つの魅力と描写作例をご紹介

ライカMマウントの沈胴式オールドレンズ、Elmar 50mm f2.8
「沈胴式」「金属鏡筒」「LEICAの描写」——このレンズには、写真好きなら一度は憧れる要素がぎゅっと詰まっています。

今回は、SONY α7IIに装着しての実写レビューとあわせて、Elmar 50mmの魅力を“3つのロマン”という切り口でご紹介します。

目次

Elmar 50mm f2.8とは?|LEICAを代表する沈胴式標準レンズ

Elmar(エルマー)は、LEICAを語る上で欠かせない名レンズシリーズの一つ。
中でもこの第2世代のElmar 50mm f2.8は、1957年から生産されたM型ライカ用の沈胴式レンズで、設計の完成度や描写のバランスの良さが光ります。

ロマン①|LEICAというメーカーへの憧れ

LeicaショップにてタッチアンドトライしたM-Aとズミクロン50mmf2.0

LEICA(ライカ)という名前だけで惹かれる人も多いはず。
100年以上にわたるカメラ史のなかで、常に「写真機の原点」を体現してきたブランドです。

Elmar 50mm f2.8は、そんなLEICAの伝統と技術の象徴するレンズの一つ。
クラシックな描写力と、長く使いたくなる信頼感が、この小さな金属鏡筒に詰まっています。

ロマン②|金属製マニュアルレンズの質感と操作感

このレンズはフルメタルボディのマニュアルフォーカス仕様。
現代のAFレンズでは味わえない、ピントリングの滑らかな回転感や、絞りリングのカチカチというクリック感がたまりません。

ただ撮るだけでなく、「触れる」「構える」「選ぶ」——そのすべてが写真体験に昇華される。
それがオールドレンズの醍醐味であり、Elmarの価値でもあります。

ロマン③|沈胴式レンズというクラシック構造の美学

撮影後、鏡筒をくいっと沈める動作。
この一手間の所作が、現代では逆に新鮮で、所有する喜びをより強く感じさせます。

※注意: デジタル機で沈胴させるとセンサーに干渉する恐れがあります。
必ず沈胴はせず、伸ばした状態で使用してください。

SONY α7II × Elmar 50mm f2.8 作例レビュー

ミラーレスの名機「SONY α7II」との組み合わせも◎。
フルサイズセンサーとの相性も良く、Elmar独特の柔らかいコントラスト品のある滲み描写が引き立ちます。

▶ 使用機材

  • カメラ:SONY α7II
  • レンズ:LEICA Elmar 50mm f2.8(Mマウント)
  • アダプター:K&F Concept マウントアダプター ライカMレンズ/ソニーEボディ用 KF-LME(M→Eマウント変換)

▶ 撮影作例

YouTubeでさらに詳しく:Elmarの歴史と魅力を知る

IGEMO / 写真機のある風景
LEICAレンズの歴史と実写映像を、落ち着いた語り口で紹介している良質なチャンネルです。この動画はElmar50mmシリーズの歴史紹介しています。
この動画の中でぼくが一番心に残ったのは「Elmarにはじまり、Elmarに終わる」という言葉でした。
LeicaにとってElmarというレンズはとても重要なシリーズであることを感じました。

いつかはM型LEICAと組み合わせて使いたい

今はSONY α7IIでElmarの魅力を堪能していますが、やはりこのレンズにはM型LEICAのフィルムカメラのボディが似合う
といか沈胴はフィルムカメラでしかできない。
撮影後、鏡筒をくいっと沈ませる。
それだけで不思議と満足感をこのレンズで体験したいんです

まとめ|Elmar 50mm f2.8は“写す”を超えた体験をくれる

LEICA Elmar 50mm f2.8は、単なる写りの良さだけでなく、
構える、選ぶ、触れる、眺める——すべてが写真時間として豊かになる一本です。

・オールドレンズに興味のある方
・α7IIユーザーでLEICA Mマウントに挑戦してみたい方
・沈胴式という機構にロマンを感じる方

そんな人にこそ、一度は使ってみてほしいレンズです。

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