【保存版】α7II偏愛カスタムシリーズ|AFの弱点を「楽しみに変える」電子接点付きMFレンズの使い方

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α7IIユーザーのみなさん、「撮影中にオートフォーカスが迷ってしまう…」そんな経験はありませんか?

最新機種と比べると、動きの速い被写体や暗い場所でのAF(オートフォーカス)性能に物足りなさを感じることは、発売から約10年が経ったα7IIのあるあるです。

ですが、その悩みを抱えながらも、「このカメラを使い続けたい」と心から思うあなたへ。その悩みは、実は撮影をより楽しめるチャンスなのです。

私はこの7年間、子育ての記録から風景スナップまでα7IIを使い続けてきました。その実体験を通じて、AFの弱点は「撮影の不便さ」ではなく、「じっくりと被写体と向き合う時間」を生み出す最高のきっかけだと気づきました。この記事では、α7IIの「弱点」を「強み」に変える、新しい撮影スタイルを提案します。

この記事を読めば、あなたのα7IIがAF機能に頼らずとも、驚くほど快適に、そして魅力的に使えるようになります。あなたの感性に寄り添う電子接点付きMF(マニュアルフォーカス)レンズの選び方から、今すぐ試せる設定のコツまで、写真のクオリティと撮影の楽しさを両立させる方法を具体的にお伝えします。

この小さな工夫ひとつで、あなたのカメラライフは大きく変わります。誰かと同じ機材ではなく、「あなただけ」のα7IIへと進化させてみませんか。新しいカメラとの出会い、そしてご縁を育む第一歩を、ぜひ一緒に踏み出しましょう。

目次

なぜ今、電子接点付きMFレンズなのか?その3つの理由

マニュアルフォーカスレンズは、自らの手でピントを合わせることで、被写体と深く向き合う「撮る楽しさ」を再認識させてくれます。なかでも電子接点付きMFレンズは、α7IIとの相性が抜群です。

1. 撮影情報を最大限に残す「EXIF情報」

電子接点があるため、絞り値や焦点距離といった撮影データがExif情報としてカメラに記録されます。これにより、後から設定を振り返ることができ、撮影技術の向上につながります。

「この写真、どうやって撮ったんだろう?」と後から見返したとき、正確なデータが残っていることは、次に活かすための大きなヒントになります。特に、複数のレンズを使い分けながら撮影の引き出しを増やしたい人にとっては、重要な機能です。

2. 撮影をサポートする「フォーカスアシスト」

レンズ側の対応仕様によっては、α7IIのフォーカスアシスト機能が自動で働き、ピントリングを回すだけで画面が拡大されます。これにより、マニュアルフォーカスでも素早く正確なピント合わせが可能です。

ピントが合った部分の輪郭に色をつけて知らせてくれるピーキング機能と組み合わせれば、日中の屋外でも一目でピントの山を把握できます。これにより、従来のMFレンズで感じがちだった「ピント合わせの難しさ」を大幅に解消できます。

3. 表現の幅を広げる「現代的な描写性能」

一部のMFレンズは最新の光学技術で設計されており、クラシックな操作感と現代的な解像度を両立しています。

たとえば、開放では柔らかく、絞るとシャープに写る「二面性」を持つレンズや、色収差を極限まで抑える設計を採用したレンズなど、AFレンズにはない個性的な描写と高画質の両方を楽しむことができます。α7IIの「色の個性」と組み合わせることで、あなただけの表現を追求することが可能です。

α7IIを楽しむ!おすすめの電子接点付きMFレンズ4選

MFレンズといっても種類が多すぎる…

ここでは、「ずっと愛着を持って使い続けられる」という基準で厳選した4本を紹介します。どれもα7IIとの相性が良く、弱点を補いながら撮影の楽しさを深めてくれるレンズばかりです。

1. 旅・スナップに最適:Voigtländer NOKTON classic 35mm F1.4

特徴: 小型・軽量設計で携帯性に優れ、開放では柔らかくすこし癖がありオールドレンズのような描写をして、絞れると現代レンズのようなシャープな描写するといった二面性を持ちます。

魅力: オールドレンズのような柔らかさを活かしたスナップ撮影から、絞って解像感を重視した作品撮りまで幅広く対応できます。街歩きや旅行など、気軽に持ち出したいシーンで活躍します。

2. ポートレートに最適:Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical

特徴: 開放F1.2の大口径設計による浅い被写界深度と柔らかいボケ。

魅力: 被写体を背景からしっかり分離でき、立体感のあるポートレートが撮影可能です。現代的な光学設計により、ハイライトからシャドウまで自然な階調表現が得られ、滑らかなボケ味が人物撮影を引き立てます。特に室内や夕方の光量が少ない場面でも安心して使える明るさを持っています。

3. 風景・作品に最適:Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

特徴: アポクロマート設計により色収差を徹底的に抑え、圧倒的な解像力を実現。

魅力: 細部まで正確に描写できるため、建築物や風景写真に最適です。逆光耐性も高く、高層ビル群や夕焼けなどコントラストの強いシーンでも安心して使えます。線のシャープさと階調表現に優れており、作品制作を意識した撮影にも対応できます。

4. 動画クリエイターにもおすすめ:Zeiss Loxia 2/50

特徴: 絞りリングのクリック感を解除できる「DeClick」機能を搭載。

魅力: 動画撮影時にスムーズな絞り操作が可能で、露出を細かく調整できます。α7IIのボディ内手ぶれ補正と組み合わせることで、手持ち撮影でも安定感のある映像表現が可能です。色再現にも優れ、作品制作における動画撮影をしっかりサポートしてくれます。

作例紹介

私は子どもの写真を撮る際、AFが迷う場面に何度も遭遇しました。特に逆光の夕暮れ時には、何度シャッターを切ってもピントが合わず、シャッターチャンスを逃してしまうこともありました。

そんな時、α7IIに電子接点付きMFレンズを装着し、マニュアルでピントを合わせることで、撮影しやすくなりました。最初は「ピント合わせって難しいな…」と感じたものの、フォーカスアシストとピーキング機能のおかげで、思ったよりも簡単にピントを合わせられようになりました。

この動作そのものが、撮影を「ただの記録」から「記録を楽しむ時間」に変えてくれました。

電子接点付きMFレンズは、AFの弱点を理由に撮影を諦めるのではなく、その弱点を逆手に取って、より主体的に写真を楽しむ喜びを教えてくれる存在なのです。

α7IIとMFレンズを「使いこなす」ための設定とコツ

マニュアルフォーカスは難しそう…

そんな不安を解消するため、α7IIでの使い方を具体的に解説します。これらの設定を試すことで、MF撮影へのハードルがぐっと下がり、撮影がより快適になります。

1. ピント合わせの精度を上げる「フォーカスアシスト」と「ピーキング」

α7IIの設定でこの2つの機能をONにすることで、MFでも素早く、確実にピントを合わせられます。

設定のコツ: フォーカスアシストを「ON」、ピーキングレベルを「高」、色を「赤」に設定すると、日中の屋外でもピントの山が一目で分かります。

2. 描写を最大限に引き出す「シャッタースピード」

高解像なレンズを使う際は、わずかな手ブレが目立ちます。

設定のコツ: シャッタースピードは焦点距離の2倍以上を目安に設定しましょう(例: 50mmレンズなら1/100秒)。これにより、手ブレを気にせず、レンズの持つ描写力を最大限に引き出すことができます。

まとめ:AFの弱点は、新しい撮影スタイルの始まり

α7IIのAF性能は、確かに最新機種には及びません。しかし、その「弱点」は、ぼくにMF撮影という新しい楽しみ方を教えてくれるきっかけになりました。

じっくりとピントを合わせる動作は、撮影を「ただの記録」から「記録を楽しむ時間」へと変えてくれます。電子接点付きMFレンズは、愛着あるα7IIをさらに深く使いこなすためのパートナーです。

あなたが次に取るべき「小さな一歩」

いきなり高価なレンズを購入する必要はありません。まずは記事で紹介したMFレンズをGoopassでレンタルし、その操作感と描写を体験してみてください。

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α7II偏愛シリーズは続きます。
次回は、α7IIのもう一つの弱点である「ISO高感度ノイズ」を解決する「PureRAW現像術」についてお届けします。
あなたのカメラライフをさらに豊かにするヒントを、今後も一緒に見つけていきましょう。

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