SONY α7II レビュー|再購入した理由と使って分かった魅力とは?

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35mmフルサイズセンサーのミラーレス一眼カメラを初めて購入したのは、2016年。その購入したカメラが、今回紹介する『SONY α7II』でした。一度は手放したものの、その魅力が忘れられず、2022年にあえて買い戻したほどです。

数多くのフルサイズミラーレスが登場するなか、なぜ今さらα7IIを再び選んだのか。この記事では、現役ユーザーがリアルな使用体験をもとに、SONY α7IIのメリット・デメリットを徹底解説します。豊富な作例を通じて、その描写力やオールドレンズとの相性もご紹介。

特に「今買うべきか迷っている」「レビューを探している」リアルなユーザーの視点がきっと参考になるはずです。軽さやシャッター音、そして描写力。最新機種にはない魅力が、ここにはありました。

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目次

SONY α7IIとは

『SONY α7II』は、世界で初めて35mmフルサイズ対応の光学式5軸手ブレ補正機能を内蔵したミラーレス一眼カメラ

2014年発売当時、35mmフルサイズミラーレス一眼カメラはまだ一般的ではなく、ラインアップは日本のカメラメーカー全社を見渡してもこの『α7II』と初代『α7』のみ。そのミラーレスという先進的な機構と一眼レフカメラよりスタイリッシュに思えた見た目に一目ぼれして購入。

しかし、2019年の頃にカメラ熱が冷め、売却してしまいました。「どうしてもまたほしくなれば買い戻せばいい。」半分冗談でそんなことを思っていた当時の僕。まさか本当に買い戻すことになろうとは…。

※35mmフルサイズセンサーとは135フィルム(35mmフィルム)というフィルムカメラで一般的に使われるフィルムのサイズに似ていることからつけられた、カメラのセンサーサイズの通称。
※ミラーレス一眼カメラとはそれまで一般的であったボディー内に光を反射させるミラーが内蔵した『一眼レフカメラ』からそのミラーをなくしたカメラ。


なぜ買い戻したのか?|再購入した理由と魅力

多くのカメラが発売される中で、発売から7年たつこのカメラを、なぜ2022年現在に買い戻したのか。その理由と、実際に使って感じるα7IIの魅力を深掘りします。

忘れられなかった「SONY α7IIの色」

一度は手放したα7IIですが、その独特の色表現が忘れられませんでした。特に、透明感がありながら深みのある青色は、他のカメラではなかなか再現できないα7IIならではの魅力です。私の撮る写真のほとんどが青色をメインにしていたと後から気づいたほど、この色の表現に魅了されています。

昨年、富士フイルムミラーレスカメラX-E4を、思い出の記録用として購入しました。初めは、富士フイルムのフィルムシミュレーションを使い、フィルム感のある写真を大いに楽しんでいたんですが、発色の良い写真はなぜか納得がいくものが撮れませんでした。なんというか、柔らか過ぎる感じがしました。

撮ってだしはもちろん、編集でもうまく好きな発色を出せませんでした。僕はもともとコントラストが強めで、ベッタリとした発色が好きなんですよね。編集技術が上がれば多分、好きな色表現はできるのでしょうが、今の僕にはα7IIを買ってしまったほうが手っ取り早いと思いました。

コスパ抜群!手頃なフルサイズミラーレスがほしかった

RAW現像で写真編集に幅を持たせたいと考えた時、データ量の多いフルサイズセンサーのカメラが必須でした。しかし、多くのフルサイズ機は中古でも10万円をこえてしまいます。その点、α7IIは状態の良い中古品でも10万円を切る価格で購入できるため、フルサイズ入門機として非常に魅力的です。

コンパクトなボディと妻の声

当時の印象としては「重い、大きい」と感じていたα7IIですが、今では「広告の通り軽量コンパクト」だと感じています。APS-Cセンサー搭載のFUJIFILM X-E4と比較しても、センサーサイズの違いを考えると、本体のサイズ差は意外とありません。

また、α7IIの購入に踏み切れたのは、妻の意見の影響が大きいかったです。妻からの「シャッター音が好きで、画が僕っぽい、一番似合っている」という声も、買い戻しの大きなきっかけになりました。

意見としては漠然としてるように思えますが、要は「撮ってる姿、出てくる写真が僕らしくて良い」とのこと。交際時から結婚直前までずっと使っていたので、僕がα7IIを使っている印象が強いってだけかもしれませんが、そこまで妻がいうものだからまた使えばなにか見えてきそうな気がしました。



買い戻してみてどうだったか|リアルな使用感と課題

2025年現在、α7IIは「今から買う価値があるのか?」という疑問に、正直な使用感と合わせてお答えします。

2022年現在でも創作活動には十分な画質

発売から約9年が経過したα7IIですが、個人の創作活動においては十分な画質を提供します。画質の良さやボケ感はフルサイズセンサーならではで、RAWデータでの編集も可能です。写真にこだわりたいけれど、最新機種の高性能はオーバースペックだと感じる方には最適です。

シャッター音が大きい&サイレントシャッターはない

α7IIのシャッター音は、以前は全然気になっていませんでしたが、思いのほか大きいと感じることがあります。また、現在の多くのカメラに搭載されているサイレントシャッター機能はありません。そのため、静かな場所での撮影には不向きな場合があります。ここは、購入前に考慮すべき点です。

やっぱりフルサイズ機にしてはコンパクトなボディ

当時は重い、大きいと思っていましたが、今にして思えば本当に広告の通り、軽量コンパクトだなと思いました。

X-E4とα7IIのサイズ比較
X-E4のセンサーはAPS-Cというフルサイズより小さいセンサーと搭載しています。
改めて比較するとセンサーサイズは明らかに差がある割に思ったより全体のサイズの差がないように感じました。
ちなみに重さは約250gほどα7IIのほうが重いです。

青色がすごく好み

SONYのカメラの特徴なのかわかりませんが、透明感がありながら、深みのある青なんですよ。この青が凄い好きだったんだと気づかされました。ソニー以外のカメラを使ったことがなかったあの頃はわかりませんでしたね。そういえば、気に入ってる写真はほとんどが青色がメインでした。

SONY α7IIの描写力と作例

α7IIの大きな魅力の一つは、その描写力。実際に撮影した作例でその実力をご覧ください。プロの現場で使えるかは別として、筆者の創作活動には十分な画質です。RAW現像にもしっかり対応しているため、幅広い編集が可能です。

※写真は、すべて写真編集ソフト『Adobe Lightroom』を使用して編集しています。


まとめ:SONY α7IIは、あなたの「撮りたい」をかなえる1台

SONY α7IIは、発売から時がたった今でも、フルサイズで写真を楽しみたい方にとって、十分すぎるほどの性能と価値を持っています。特に、手頃な価格でフルサイズデビューしたい方、オールドレンズの個性的な描写を楽しみたい方、そして「撮る楽しさ」を追求したい方には、強くおすすめできる一台です。シャッター音に少し課題はあるものの、それを補って余りある描写力汎用性があります。

色表現などに関しては編集技術が高くなれば、どんなカメラでも自分の望む表現ができてくるとは思います。ただシャッター音やグリップ感といった撮影時の楽しさはカメラによって大きくことなります。

α7IIで撮影していると難しいことは考えず、ただ撮ることが楽しくて夢中になってたあの頃の感覚や創作意欲が呼び起こされるような気がしました。僕にとって『作品としての写真』を撮るためには、α7IIが必要ということなのかなと。

ぜひα7IIを手にして、あなただけの「思い出の引き出し」を増やしていきましょう。

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